「実質金利」で選ぼう!住宅ローン

賢い住宅ローンの借入や借り換えをするには

実質金利.住宅ローン

マイナス金利政策が導入されて既に半年が経ちました。
金融機関の住宅ローンの金利は軒並み下がり続けている傾向にあり、2016年7月現在「フラット35」の金利は0.930%と1%を切る低さまでになっています。
住宅ローンの借り換えの目安は「残債1000万円以上、残期間10年以上、金利差1%以上」と言われ、それに該当する方は住宅ローンの借り換えを検討されている事と思います、ですが!ちょっと待って下さい!「住宅ローン金利○○%」と表示されている「表面金利」だけで住宅ローンの借入や借り換えを選ぶと思わぬ出費で損をすることがあります。

住宅ローンを「表面金利」で比較してもダメ!

住宅ローンの金利が下がり、金融機関の顧客獲得競争が激しくなる中、住宅ローンは複雑化して比較するのは簡単では有りません。どこの金融機関のサイトも表面金利を前面に打ち出し、単純に比較されないように表現方法やサイトの構成が微妙に違います。選ぶ側からすれば、「住宅ローン金利○○%」という数値だけを見てしまいますが、実はそれプラス手数料が掛かることを見落としがちになってしまうのです。

実際に比較してみると

35年固定金利で住宅ローンを借り換えると仮定して、ソニー銀行の「住宅ローン(20年超)」と住宅ローン専門大手のARUHIが提供してい住宅ローンを比較してみます。
ソニー銀行の表面金利は1.004%、ARUHIの表面金利は0.930%(2016年7月)。表面金利だけで判断すればARUHIが安いのは一目瞭然ですが、下の表に記載しているように手数料が大きく違っています。
ソニー銀行の金利は少し高いですが取扱手数料は4万3200円、ARUHI は金利は低いですが、取扱手数料が残高×2.16%かかり、さらに団体信用生命保険についてもソニー銀行は無料で付帯しているので比較のために付帯させて試算してみると、毎年その時の残高×0.358%という保険料を支払い続けることになり、それを考慮して算出した実質金利はソニー銀行1.013%、ARUHI1.437%と差が逆転しました。

*借り換え融資額3000万円

ソニー銀行住宅ローン(20年超)

ARUHI「フラット35」

35年固定金利(表面金利)

1.004%

0.930%

手数料

43,200円

残高×2.16%

団体生命保険

無料

残高×0.358%(毎年)

実質金利

1.013%

1.437%

「実質金利」は借り換えに役立つ!

借り換えを検討している人にとって借り換える際には「現在の住宅ローンの今後の総支払額」と、「借り換える住宅ローンの総支払額」を計算して、支払額が減少するのであれば借り換えをするメリットがあります。
実質金利」で判断すれば、借り換えに伴う諸費用のうち、事務手数料、保証料、団体生命信用保険料という主要な費用を入れて算出するため、現在借りている金利に比べて、借り換えたい住宅ローンの実質金利が割安になれば、借り換えのメリットがあるということになります。
なお融資額や返済期間によって実質金利が変動する場合があるので、詳細はそれぞれの金融機関で確認した方が確実です。

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